LINEAPELL展示会

 

LINEAPELL展示会2020-21AW

 

 

こんにちは、営業の奥です。

 

10月2-4日、イタリアはミラノにて開催された

LINEAPELLへ、今回も行ってきました。

 

2020年から21年にかけての秋冬コレクションです。

では、今回のトレンドなどを少しご紹介します。

 

 

 

会場入り口にあるトレンドブースですが

今まで色で統一していることはなかったのですが

今回はディスプレイも含め ” 赤 ” で統一

展示されているカットもすべて赤系でした。

LINEAPELL展示会での推しは赤ということでしたが

各ブース見てまわりましたが、赤はそこまで打ち出ししていません。

グリーン系が目立った印象はありました。

 

 

今回全体的に印象深かったのは

” クロコの型押し “です

 

 

 

 

クロコ型は定番として毎回展示はされています。

加工は様々でしたが各社展示しており、今回はいつもより多く見られました。

日本でクロコ型というと竹腑(たけふ)や丸腑(まるふ)だけといったクロコ柄が多く使用されます。

鞄や財布など製品にしたときに、竹腑・丸腑だけのほうがロスも少ないといったことが理由の一つかと思います。

ヨーロッパでは、画像にあるような本物に近い両方の腑があるものが主流で

竹腑、丸腑だけの型押しを展示しているところは少ないです。

 

 

次に目に付いたのが環境への意識です。

革でいうとタンニン鞣しもその一つですが

貴金属なめし剤を使用しないメタルフリー素材が

ヨーロッパでは多くでています。

製品大手になるとクロム素材でも薬品規制が厳しかったりと

環境への配慮が、かかせなくなってきています。

それともうひとつは、LWG(レザーワーキンググループ)です。

LWGとは世界の皮革工場の水準認定です。

詳しくはLWGのページを確認ください

https://sbsupport-gg-lwg.com/

 

 

 

LWGのランクを示すマーク

 

 

ゴールド、シルバー、ブロンズ、その他の4段階に分かれています。

今回のLINEAPELL展示会では

LWGマークやメタルフリー素材をアピールしているところが一気に増えました。

皮革業界も世界的に環境問題や違法労働などに目をむけており

ハイブランドでは今後、LWG認定工場でしか製造しないとも言われています。

日本ではまだまだ浸透していないですが意識しないといけない問題です。

 

 

 

日本でも人気のマストロット社ブース

 

 

 

次回は、2020年2月19-21日開催

 

 

今回LINEAPELL展示会で買い付けた素材は

12月4-5日に行われます東京レザーフェアでお披露目いたします。

寿屋4階ブースでお待ちしておりますので、ぜひご来場ください。